お米の種類
前回に引き続き、お米の話です。
今日はお米の種類について書きたいと思います!
まず、世界のお米を見てみましょう!!
お米はイネの果実であるモミからとれる穀物ですね。
イネも色々種類があるそうなのですが、そのほとんどが「アジアイネ」を指しており、アジアイネからとれる米は次の3種類
・ジャポニカ米
・インディア米
・ジャバニカ米
ジャポニカ米は、日本で最も定番のお米。
わたしたちに一番身近な米ですね!
粒が短く円形型にちかい形状になっており、炊くと適度な粘りを持ち、甘みが強く、特に味つけすることなく食べられるのが特徴です。
インディア米は、インド型イネからとれるお米。インドカレーを食べるときは、必ずこのお米ですね!
粒が長く細い形状で香り立ちが強く、炊いても粘りが少なく、パサパサした食感が特徴です。一般に「タイ米」もインディカ米の一種だそう。世界で一番多く生産されているお米です
ジャバニカ米は、ジャポニカ米とインディカ米の中間くらいのお米。ジャワ型。
あっさりした味で、炊くと少し粘り気が出るのが特徴です。
前の2つに比べると、生産量は非常に少なく珍しいお米なのだそう。
そして我らがジャポニカ米は、日本で生産されているだけで、約400種類もあるそうです。
まずは、人気・生産量No. 1の“コシヒカリ”!
日本の米の作付け面積の3分の1を占める、日本の米の代名詞といってもいいくらい人気の種です。
そんなコシヒカリ、原型は昭和19年に新潟県農業試験場で誕生し、福井県農業試験場で育てられ、昭和31年にコシヒカリとして全国デビューしたそうです。
コシヒカリを漢字で書くと「越光」。
「越」は越前の福井から越後の新潟で「越の国」のことで、“越の国に光り輝く米”と願いが込められ誕生しました。
新潟のイメージが強いコシヒカリですが、実際に育ち始めたところは福井だったのですね!
なぜコシヒカリが人気なのか…その特徴も合わせ見てみましょう!
まずは、生産面。
お米が美味しくなるには、昼夜の気温差が激しい必要があり、東北や北陸などは米どころで有名です。
コシヒカリはそこだけでなく、温かい気候の四国や九州でも実る性質を持っているため、全国で作られるようになりました。
さらに収穫後、貯蔵中の品質低下が起こりにくいそうです
そして、味!
粘り、やわらかさ、うまみ、全てが適度で、おかずを引き立てつつ、ごはんの美味しさも感じられる、万能選手ですね!
「お茶碗でごはんを食べる食生活にぴったりな品種」なのだそうで、おかずでは特に、和食との相性がよく、和風だしのきいたおかずにぴったりなんだとか。
まさに、日本人が食べるためにあるお米ですね!!
そして、コシヒカリを親に約15種類の別の種類のお米も誕生しています。
代表的なのは、「あきたこまち」
主に秋田で生産されています。
うまみ、甘みは強いものの、粘りや歯応えはほどほどで、とてもバランスが良いお子もです。
あっさりと食べられるので、女性におすすめなのだとか。コスパもいいそうですよ!
九州や西日本の代表、「ヒノヒカリ」
平成元年に誕生。九州や四国では、多くの県で作付け面積1位を占めています。
小粒のわりに粘り、味、香りのバランスがよく、コシヒカリほど主張しないので、どんなおかずにもよく合いますよー。
生産量第2位の「ひとめぼれ」
1981年、宮城生まれ。
美味しく、耐寒性に優れたお米を目指し誕生しました。
栽培が比較的簡単なことから、北は青森から南は沖縄まで生産されており、作付け面積はコシヒカリについで全国2位となっています。
ひとめぼれの名前の由来は、
「見た目の美しさにひとめぼれ。食べて美しさにひとめぼれ。愛されお米。」
その名に恥じない美しいツヤと適度な粘り気、口当たりの良さが魅力です
優しい味わい、マイルドな味わいで、高齢者層に人気があるそうです。
コシヒカリから生まれたお米たちも、どれも名前は聞いたことがあるくらい有名ですね!
やっぱりコシヒカリすごい!!
日々、消費者のニーズに合わせたり、気候に合わせて、どんどんいろんなお米をつくる日本人の技術も素晴らしいですね!
やっぱり、大事にたくさんお米を食べていきたいです(o^^o)