お米の種類

f:id:jersey1129:20160825154656j:plain前回に引き続き、お米の話です。

今日はお米の種類について書きたいと思います!


まず、世界のお米を見てみましょう!!

お米はイネの果実であるモミからとれる穀物ですね。

イネも色々種類があるそうなのですが、そのほとんどが「アジアイネ」を指しており、アジアイネからとれる米は次の3種類

       ・ジャポニカ

       ・インディア米

       ・ジャバニカ米

ジャポニカ米は、日本で最も定番のお米。

わたしたちに一番身近な米ですね!

粒が短く円形型にちかい形状になっており、炊くと適度な粘りを持ち、甘みが強く、特に味つけすることなく食べられるのが特徴です。

インディア米は、インド型イネからとれるお米。インドカレーを食べるときは、必ずこのお米ですね!

粒が長く細い形状で香り立ちが強く、炊いても粘りが少なく、パサパサした食感が特徴です。一般に「タイ米」もインディカ米の一種だそう。世界で一番多く生産されているお米です

ジャバニカ米は、ジャポニカ米とインディカ米の中間くらいのお米。ジャワ型。

あっさりした味で、炊くと少し粘り気が出るのが特徴です。

前の2つに比べると、生産量は非常に少なく珍しいお米なのだそう。

そして我らがジャポニカ米は、日本で生産されているだけで、約400種類もあるそうです。


まずは、人気・生産量No. 1の“コシヒカリ”!

日本の米の作付け面積の3分の1を占める、日本の米の代名詞といってもいいくらい人気の種です。

そんなコシヒカリ、原型は昭和19年に新潟県農業試験場で誕生し、福井県農業試験場で育てられ、昭和31年にコシヒカリとして全国デビューしたそうです。

コシヒカリを漢字で書くと「越光」。

「越」は越前の福井から越後の新潟で「越の国」のことで、“越の国に光り輝く米”と願いが込められ誕生しました。

新潟のイメージが強いコシヒカリですが、実際に育ち始めたところは福井だったのですね!

なぜコシヒカリが人気なのか…その特徴も合わせ見てみましょう!

まずは、生産面。

お米が美味しくなるには、昼夜の気温差が激しい必要があり、東北や北陸などは米どころで有名です。

コシヒカリはそこだけでなく、温かい気候の四国や九州でも実る性質を持っているため、全国で作られるようになりました。

さらに収穫後、貯蔵中の品質低下が起こりにくいそうです

そして、味!

粘り、やわらかさ、うまみ、全てが適度で、おかずを引き立てつつ、ごはんの美味しさも感じられる、万能選手ですね!

「お茶碗でごはんを食べる食生活にぴったりな品種」なのだそうで、おかずでは特に、和食との相性がよく、和風だしのきいたおかずにぴったりなんだとか。

まさに、日本人が食べるためにあるお米ですね!!


そして、コシヒカリを親に約15種類の別の種類のお米も誕生しています。

代表的なのは、「あきたこまち

主に秋田で生産されています。

うまみ、甘みは強いものの、粘りや歯応えはほどほどで、とてもバランスが良いお子もです。

あっさりと食べられるので、女性におすすめなのだとか。コスパもいいそうですよ!


九州や西日本の代表、「ヒノヒカリ

平成元年に誕生。九州や四国では、多くの県で作付け面積1位を占めています。

小粒のわりに粘り、味、香りのバランスがよく、コシヒカリほど主張しないので、どんなおかずにもよく合いますよー。


生産量第2位の「ひとめぼれ」

1981年、宮城生まれ。

美味しく、耐寒性に優れたお米を目指し誕生しました。

栽培が比較的簡単なことから、北は青森から南は沖縄まで生産されており、作付け面積はコシヒカリについで全国2位となっています。

ひとめぼれの名前の由来は、

「見た目の美しさにひとめぼれ。食べて美しさにひとめぼれ。愛されお米。」

その名に恥じない美しいツヤと適度な粘り気、口当たりの良さが魅力です

優しい味わい、マイルドな味わいで、高齢者層に人気があるそうです。


コシヒカリから生まれたお米たちも、どれも名前は聞いたことがあるくらい有名ですね!

やっぱりコシヒカリすごい!!


日々、消費者のニーズに合わせたり、気候に合わせて、どんどんいろんなお米をつくる日本人の技術も素晴らしいですね!


やっぱり、大事にたくさんお米を食べていきたいです(o^^o)