日本人の魂、米

暑ぅぅぅい!

来週の月曜日までに10記事達成しなければなりません!

まだ6記事…遅い笑

今週、頑張って書きまくりたいと思います。笑


今回はお米について少しかじってみよう!

の内容でお送りしまーす。

先日、お米の単位というか、数え方みたいな話がでて、そういえば、江戸時代の「〇〇石」って何合分になるんだろう?

と思い、お米について調べてみました。


まずはお米の単位について。

私たちに馴染みのお米の数え方は、「合(ごう)」ですね

1合は約180.39mlあるそうです。

重さは約160g、炊くと2.2倍に増えて350gのごはんができます。

そして、10合=1升

               100合=10升=1斗

             1000合=100升=10斗=1石 になります。

「石(ごく)」といえば、江戸時代の石高制がぱっと浮かびます。

これは、その土地から何石分のお米が穫れるかという観点で生産性・価値を表していた近世の日本の制度です。

昔は(今もかもしてませんが)、1合は1人が食べる1食分の量にあたると考えられていました。

1日3食=3合

3合×365日=1095合(約1000合)=1石

ということで、1石は1人が1年に消費する量と考えられる

なので、例えば「加賀百万石」とは、加賀藩は100万人養えますよということらしいです。

ちなみに1俵は400合分にあたるそうです!


次は米の語源について。

いくつかあるそうで、ひとつは

「込める、籠めるの意味から」

古来より、お米は日本人にとって大切な穀物でありました。そのため、米は様々な儀式や祭礼に使われていた

つまり米は、なにか神聖なもの、神秘的な力が「こめられた」存在であり、そこから転じて「こめ」と呼ばれるようになった説。

ほかには

「小さな実という意味」

お米は、稲の実。その小さな実を「小実(こみ)」「こめ(小目)」という言葉から転じて「こめ」になった説。


また「米」という漢字。

もとは象形文字からこの漢字になりましたが、分解してみると、「八十八」になりますね。このことから米づくりのは八十八もの手順がかかると言われ、米づくりの大変さを表しているそう。

この一文字に米のすべてがつまっていますね。米の漢字を考えた祖先様はすごい!


日本でお米が作られ始めたのは約3000年前の縄文時代から。九州から東に広まり、2200年ほど前には現在の青森県までに伝わったそうです。

温暖でよく雨が降る日本の気候が稲作に向いており日本中に定着。

また長期保存も可能で、何より、日本人の好みの味であったことから、祖先様はお米を主食に選んだのだそうです!


稲作は昔から日本人の生活に寄り添っていました。

古くから自然の驚異を和らげるため、稲作に関わる儀式や祭りが行われてきました。

現在の全国各地で行われる夏祭りや秋祭りは、田の神に豊作を祈り感謝したことに由来するといわれています。

また、相撲の土俵入りで行う「四股」には、大地を力強く踏みしめて災いを追い払い、豊作を祈願するという意味があるそうです。

小さい頃から聞いてきた、日本の民話、昔話。

これにも、お米は深く関わっています。

「おむすびころりん」や「サルかに合戦」も"おむすび=お米"が重要な役割を果たしていて、そこには、「お米は大切なんだよ」という昔の日本人からのメッセージが込められているそうです。


田んぼを中心とした里山の鳥や動物、草木とともに生き、自然とともに生き、文化や伝統を育んできた日本人。

3000年という長い月日が経ってもなお、米を主食としている日本人。

それは、米に込められたたくさんの思いや願いを人々が伝えてきたから、今なお稲作が行われ、わたしたちはごはんが大好きなのではないでしょうか。


今、たくさんの食文化が入ってきて、うまく日本に馴染んでいるものの、お米の消費量が減っただの、輸入米が安くて国産が売れないだの、いろいろな問題が起きています。

しかし、そんな中でも、祖先からのメッセージを胸に必死で米を作り、わたしたちに届けてくれている人々もいる。

八十八の手順がある米づくり。

機械化された今でも、米づくりは大変なのです

だから、わたしたち消費者ができるのはやっぱり、お米を作り届けてくれるたくさんの人々に感謝し、一粒残さずしっかり食べることではないでしょうか。


昔、おばあちゃんから教えられたことがあります。

「お米一粒には7人の神様がいるんだよ。だから一粒残すことは7人の神様を捨てることになる。一粒残さず食べようね。」

何年経っても、この言葉は忘れられません